ライフスタイルを格納庫する世田谷ベースの住宅バージョン

「生活と遊びのベースとなるような空間が欲しい」と、考案されたのが、ミニハンガーです。余計な飾り付けはとことん排除しつつ、住み手の生きざまをしっかりと反映できるようにデザインされた、まさにライフスタイルの格納庫といえる空間です。 世田谷ベースの増築に使われたタイプに、キッチンや水周りを完備した住宅バージョンです。 初見の印象は、外観の無骨さにあるのではないでしょうか? 仏頂面でも信頼できて心が落ち着く。剥き出しの鉄の素材感からは、そんな印象を受けます。我々ニッポン人は、基本的に建築の鉄骨ではペンキをベタ塗りしたものしか見たことがありません。しかし、『LGSシステム』で使用するパーツは小さいので、焼き付けの窯に入れることができ、パウダーコーティング(粉体焼付け塗装)を施した、独特の「鉄感」を表現することが可能なのです。 とはいえ、鉄だからと言って寒いわけではありません。ミニハンガーの外壁は全面外断熱。ガルバリウムと呼ばれる合金の内側に硬質断熱材が一体になった外壁パネルを使用していますので、グラスウールという綿を詰めて断熱している一般の木造住宅より格段に断熱性能は高いのです。 ディスプレイや収納に関しても、ミニハンガーは趣味性を最大限に活かせる造りになっています。鉄骨の骨組みを利用して棚やフックなどのオプションパーツが手軽に取り付け可能なので、用途に合わせたカスタマイズを自分自身の手で楽しめるのです。まるでオシャレなショップや工場のように、壁一面を利用した収納兼ディスプレイを設置するなんてことも、もちろんOK。 家の規格や形は同じでも、ライフスタイルの数だけ違う家が存在する。是非あなただけの生活基地を想像してみてください。建築価格は、坪55万円~(設計費用は別途)です。

構造の強度を受け持つ「筋違い/ブレース」は、そのスチール感によって、通常の住宅では見られないデザイン的ファクターに。ガレージギアやツールとのコンビネーションは抜群なので、男っぽい空間を演出する際に一役買う。

構造の強度を受け持つ「筋違い/ブレース」は、そのスチール感によって、通常の住宅では見られないデザイン的ファクターに。ガレージギアやツールとのコンビネーションは抜群なので、男っぽい空間を演出する際に一役買う。

2階は吹き抜けの大空間。『Rスパン』という金属製の曲面屋根がそのまま空間を形成しているのが特徴。そもそもの居住面積は少ないながら、それを感じさせない開放的な空間になっている。キッチンや水回りは、あえて余分なデザインのないシンプルなものをチョイスしたい。

2階は吹き抜けの大空間。『Rスパン』という金属製の曲面屋根がそのまま空間を形成しているのが特徴。そもそもの居住面積は少ないながら、それを感じさせない開放的な空間になっている。キッチンや水回りは、あえて余分なデザインのないシンプルなものをチョイスしたい。

 

カーショップなどに最適な天井高4.5mを確保したミニハンガー高基礎仕様

LGSパネルは高さ2.7mというモジュールの統一規格なのですが、クルマの修理用リフトの装着など、高い天井を必要とする店舗の場合、基礎を1m〜1.5m高く立ち上げて、その上にLGSパネルを設置することで4m以上の天井高さを確保することができます。いわゆる高基礎工法。『HIGH BASE』を略して、デイトナハウスでは『HB』と呼んでいます。 天井高が高いだけで、基本的な内部空間は『MINI HANGER』ですから、パウダーコーティングした艶消し黒の鉄骨骨組みを露出させて、独特の空間性を作り出すことが可能です。鉄骨の素材感と武骨な工具類や機械類が相乗効果を生みだし、ハードボイルドな男の仕事場を演出してくれることでしょう。 天井も梁が露出していますので、チェーンブロックや、ヘビーウインチなど、上から吊るす機械類もあらかじめ構造計算に組み込んで、補強することができます。LGSパネル本体を利用して、工具の収納&ディスプレイなどを楽しんでください。

2Fに設けた、事務&接客スペース。黒スチールの間仕切りを使用する事でより渋い印象に。

2Fに設けた、事務&接客スペース。黒スチールの間仕切りを使用する事でより渋い印象に。

天井高4 . 5 m にそびえ立つ、らせん階段が空間の大黒柱的な中心。

天井高4 . 5 m にそびえ立つ、らせん階段が空間の大黒柱的な中心。

らせん階段から見下ろした1Fの空間。床はデイトナハウスオリジナルの黒モルタルを採用しています。
 
 

らせん階段から見下ろした1Fの空間。床はデイトナハウスオリジナルの黒モルタルを採用しています。

 
 

 

ガレージが楽しい暮らしの中心にあるファミリー向け郊外型住宅

 このケーススタディは、家族4人 暮らしを想定した新機軸の郊外型ライフスタイル住宅です。特徴としてまず挙げられるのは、間取りの中心にいわゆるリビングルームではなく、ガレージを設けたこと。しかし、こ れはただのガレージとしての役割を持つ空間ではなく、クルマやバイク、キャンプといった趣味を通して家族や仲間が集い、そこで豊かで楽しいライフスタイルが送れる場所。 なので、ガレージ側面壁をフルオープンの折れ戸で外部に開放して、ウッドデッキとガレージの一体感かつ開放的な空間を演出。そして集まった人達がゆっくりできるようにとガレージ奥には大きなテーブルを配してみました。そんな空間で家族の一員とも言えるクルマやバイクと、LGSパネルが持つ“鉄感”を感じながら、庭の畑で採れた野菜と冷えたビールで、仲間や家族とゆったり過ごす……。言うことなしですね。 らせん階段を上って2階に上がると、そこは家族のプライベート空間です。ベンチソファで寛ぐことができる家族共有のファミリールームと、それぞれの寝室、そしてシンプルな水まわりという構成です。 建物自体の土地面積は16坪(2階建てなので延床面積は32坪)。使ったLGSパネル数は 36。趣味性に加えて、外部への開放性とプライバシーが絶妙のバランスで調和したこの新しい基準の郊外型住宅の建築費用は、概ね坪あたり55万×32坪+設計費となっています。

 

傾斜地にこそ力を発揮するスタイリッシュな高床式別荘

デイトナハウスでは、地面に打ち込む杭基礎(鋼管杭)を利用した高床式の別荘も提案しています。 杭は本来「杭基礎」というカテゴリーのれっきとした基礎です。地面を掘削し、土中の微生物も森も木の根も根こそぎ掘り起こしてしまうようなコンクリート製基礎工事を拒否した、地球にやさしく財布にもやさしい別荘建築。それがこの『SPIKY FLAT』なのです。当然工期も劇的に短縮します。 この工法は、特に傾斜地にその力をいかんなく発揮します。傾斜地ですから土地価格は比較的安いはず。しかも海や谷に張り出した絶景が約束されています。もし傾斜地での莫大な擁壁工事や基礎工事が必要なくなれば、土地代も含めたトータルコストは軽減、しかも絶景付きのスタ


エントランス側から見た骨組みのCG。車庫スペースの天井が高いことが、外観フォルムのメリハリを形成しています。またこれによってガレージ空間の収納力もアップします。海へ山へ、その出撃基地にぴったりの仕様です。

エントランス側から見た骨組みのCG。車庫スペースの天井が高いことが、外観フォルムのメリハリを形成しています。またこれによってガレージ空間の収納力もアップします。海へ山へ、その出撃基地にぴったりの仕様です。


エントランス側から見た骨組みのCG。車庫スペースの天井が高いことが、外観フォルムのメリハリを形成しています。またこれによってガレージ空間の収納力もアップします。海へ山へ、その出撃基地にぴったりの仕様です。

エントランス側から見た骨組みのCG。車庫スペースの天井が高いことが、外観フォルムのメリハリを形成しています。またこれによってガレージ空間の収納力もアップします。海へ山へ、その出撃基地にぴったりの仕様です。


クルマやアウトドアグッズと鉄骨フレームの相乗効果でこの空間には、楽しいエネルギーが満ち溢れることでしょう。デッキへの解放感もうれしい。

クルマやアウトドアグッズと鉄骨フレームの相乗効果でこの空間には、楽しいエネルギーが満ち溢れることでしょう。デッキへの解放感もうれしい。

@