“家づくり”というものは、私たちにとって近くて遠い存在。身近でありながら、案外分からないことも多いものです。立地や作り方、性能、メンテナンス、そして何よりその価格。自分の趣向を取り入れると突然値段が跳ね上がる気がするし、「家なんて単なる寝る場所。だから何でもいいよ」。そう思っている方も多いかもしれません。でも、家やガレージは毎日使うもの。もし自分の趣味性を反映できるのであれば、生活はいっそう豊かで楽しいものになるはずです。 そこで求められるのは、価格や性能が分かりやすくて、リーズナブルであること。しかもそれでいてカッコいい家。自分の趣向がフルに反映できて、永い間、愛着が持続する家です。そんな都合のいい家がホントにあるのか? あるのですよ。それこそデイトナとLDKが提案する全く新しい家のカタチ『デイトナハウス』なのです。 このデイトナハウスとは、32㎜の『LGSパネル』と呼ばれる軽量鉄骨をつなぎ合わせていくことで、様々なカタチや用途の建築を作りあげるシステムです。パーツはあくまでも単一。それでいてガレージや住宅はもちろん、別荘や店舗、さらにはマンションまで作れてしまうのです。このパネル状のパーツが価格の基本単位なので、分かりやすく言えばパネル枚数の掛け算で価格が想像できることになります。 これは、ニッポンに昔からある「坪いくら?」という計算法と同じです。“坪”というのは畳2枚分ということですから、“畳”というパーツが家全体の寸法や価格の基準になっているということです。その意味では、昔のニッポンの木造住宅は素晴らしいシステムだったと言うことができます。生活実感に則した基本的な寸法(モジュール)を中心にいろいろなことを実感できるようになっていたのです。でも今ではそんな畳も姿を消しつつあり、真っ白なビニールクロスの家ばかりになりました。そのような変化の中で、私たちは生活の基本単位(モジュール)を失っていったのかもしれません。デイトナハウスのLGSパネルの幅は180センチです。それは畳一枚と同じ長さ。必然的に私たちにとってわかりやすい空間認識の定規(ものさし)になっているのです。 今販売されている住宅商品は、大量生産品で規格化されているにも関わらず、あたかも個性的であるかのように売り文句を謳いあげます。いっぽうデイトナハウスは基本単位のパーツを可能な限りシンプルにすることで、むしろ自由な建築を可能にしようという試みです。

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